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ニュース・エージェンシー 同盟通信社の興亡

中公新書 1557

出版社名 中央公論新社
出版年月 2000年10月
ISBNコード 978-4-12-101557-0
4-12-101557-6
税込価格 968円
頁数・縦 298P 18cm

商品内容

要旨

瞬時に世界を駆け巡るニュース。その多くはロイター、APなど欧米の報道機関の発信による。情報が国際世論を左右する現状にあって、通信社の役割はきわめて重い。しかし今日の日本には強力な発信力をもつ国家代表通信社がない。同盟通信社は昭和一一年、「日本人自身による情報管理」を夢見て、「聯合」と「電通」の合併から生まれた。悲願達成を前に、宣伝機関へと変質していった歴史を丹念に追い、通信社の使命を問う。

目次

1 通信社誕生(光永星郎と電通
古野伊之助と国際通信社 ほか)
2 大同結盟(電聯競争
国際宣伝戦 ほか)
3 総力戦(戦時報道体制
筆剣一如)
4 報道と宣伝(助成金下附申請
インテグリティー)
5 同盟解体(歴史に残る報道
GHQ対DOMEI)

著者紹介

里見 脩 (サトミ シュウ)  
1948年(昭和23年)福島県に生まれる。1973年早稲田大学教育学部卒業後、時事通信社入社(政治部)。政治部次長、ロンドン特派員などを歴任。著書に『中曽根内閣史』(分担執筆、中央公論事業出版)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)