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にっぽん心中考

文春文庫

出版社名 文藝春秋
出版年月 2001年2月
ISBNコード 978-4-16-727604-1
4-16-727604-6
税込価格 649円
頁数・縦 295P 16cm

商品内容

要旨

元新聞記者の著者が、古今世間を騒がせた情死事件に、厖大な資料をひもといてアプローチ。愛新覚羅慧生から有島武郎、坂田山心中、戦下の心中など、世相を映す事件の数々を独特の語り口で検証する。「情死ラッシュの時代」「何故に目立つ慶応ボーイ」等ユニークな視点をおりまぜて、はかりしれない人間の機微を穿つ、珍奇哀談集。

目次

第1章 小説なればこその『失楽園』
第2章 「天国に結ぶ恋」の世界
第3章 “伝説”の色あせる舞台裏
第4章 大正自由主義の“先駆者”たち
第5章 空前―昭和戦前は情死ラッシュ
第6章 戦後の混乱と繁栄を映して
第7章 さまざまなるパラドックス
第8章 情死はときにミステリアス
第9章 人生最後のバラエティー
第10章 にっぽん大情死時代の終幕

著者紹介

佐藤 清彦 (サトウ キヨヒコ)  
昭和5(1930)年、宮城県生れ。早稲田大学文学部卒業。読売新聞社を経て、現在、ノンフィクションライター。著書に、「脱獄者たち」「贋金王」「ああ勲章」(青弓社)、「大冤罪―死刑後、犯人出づ」(イクォリティ)、「やぶにらみ・法律記事」「ねらいうち・法律記事」(日本評論社)、「奇談追跡―幕末・明治の破天荒な犯罪者達」(大和書房)、「奇人・小川定明の生涯」(朝日新聞社)、「おなら考」(文春文庫)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)