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言説のフィクション ポスト・モダンのナラトロジー

松柏社叢書 言語科学の冒険 7

出版社名 松柏社
出版年月 2001年2月
ISBNコード 978-4-88198-954-8
4-88198-954-5
税込価格 4,290円
頁数・縦 272P 22cm

商品内容

要旨

構造主義のナラトロジーの脱構築の果てに見えてくる新たな物語理論の肥沃な領野。ポスト構造主義のナラトロジーの全貌を伝える。

目次

第1章 理論というゲーム―物語とナラトロジー
第2章 物語の事実とフィクション―物語内容と物語言説
第3章 言説の言説化―腹話術的効果
第4章 複数の原点―焦点化ファクター
第5章 テクストとテクスト性―形成するものと形成されるもの
第6章 テクストが遊ぶゲーム―物語と物語の間を読む

著者紹介

オニール,パトリック O’neill,Patrick
カナダのクイーンズ大学人文学部ドイツ語ドイツ文学科教授で、前著『エントロピーの喜劇』(The Comedy of Entropy―Humour,Narrative,Reading,University of Toronto Press,1990)で、ポスト・モダンの文学理論家として北米でその地歩を確立した。シーモア・チャトマン、ドリット・コーンを北米を代表する第一世代の物語理論家とすれば、オニールはジェラルド・プリンスとともに第二世代の代表的な物語理論家と言えるだろう
遠藤 健一 (エンドウ ケンイチ)  
東北学院大学文学部教授。18世紀イギリス文学、文学理論専攻。物語理論関係の著訳書に、ジェラルド・プリンス『物語論の位相』(松柏社叢書・言語科学の冒険1、1996);ジェラルド・プリンス『物語論辞典』(松柏社叢書・言語科学の冒険4、1997)や『近代小説の〈語り〉と〈言説〉』(共著、有精堂出版、1996)などがある
小野寺 進 (オノデラ ススム)  
弘前大学人文学部助教授。19世紀イギリス小説専攻
高橋 了治 (タカハシ リョウジ)  
東北学院大学非常勤講師。20世紀イギリス小説専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)