• 本

動物の発育と進化 時間がつくる生命の形

出版社名 工作舎
出版年月 2001年5月
ISBNコード 978-4-87502-350-0
4-87502-350-2
税込価格 5,280円
頁数・縦 410P 22cm

商品内容

要旨

ヘテロクロニーとは生物の祖先から子孫にいたる系統発生の途上において、個体発生の過程で、からだ全体の成熟時期、ある器官や構造物が形成される時期、それらの形成順序などに、時間的な変化がおこること。本書では、生物の「形やサイズ」の違いの謎を解き、人類の「精神的幼児化」の背景を探る。

目次

進化する胚
ヘッケルとガースタングの逆さまの世界
来たるべきものの形
ある犬の一生
雌雄性にかかった時間
鳥類と腕足類とブッシュバック―種分化におけるヘテロクロニー
ピーター・パン症候群
過去の姿、未来の形
形をさらに進化させる
生活の仕方を進化させる
生物学的軍拡競争に活力を
幼児の顔をした超類人猿

出版社
商品紹介

動物の形や大きさの進化に発育の速度とタイミングの変化はどのような影響を与えたのか。

著者紹介

マクナマラ,ケネス・J. McNamara,Kenneth J.
進化生物学者。イングランド出身。スコットランドのアバディーン大学で地学、古生物学などを修め、ケンブリッジ大学で学位を取得。専門は三葉虫や化石ウニ類の研究。現在、オーストラリア南西海岸、パース市にあるウェスタンオーストラリア博物館の地球惑星部門で古無脊椎動物担当の上級監理官を務める。これまでに『Heterochrony:The Evolution of Ontogeny』(1991年)や『Evolutionary Change and Heterochrony』(1995年)など、進化に関する数冊の著書や編著書を公刊している
田隅 本生 (タスミ モトオ)  
1934年生まれ。京都大学理学部動物学科を卒業、同大学院博士課程、東京医科歯科大学助手、東北大学助教授、日本モンキーセンター研究員、京都大学助教授をへて、進化形態学研究室を主宰。脊椎動物学、進化形態学を専攻。著書に『講座 進化 4』(分担執筆、東大出版会)、訳書にS・J・グールド著『パンダの親指』(筆名で、早川書房)、E・H・コルバート、M・モラレス共著『脊椎動物の進化』(監訳、築地書館)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)