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われらが父たちの掟 上

文春文庫

出版社名 文藝春秋
出版年月 2001年12月
ISBNコード 978-4-16-752791-4
4-16-752791-X
税込価格 859円
頁数・縦 491P 16cm
シリーズ名 われらが父たちの掟

商品内容

要旨

州上院議員エドガーの前妻ジューンが早朝のスラム街で銃殺された。容疑者は彼らの息子で保護観察官のナイル。偶然とはいえ、この家族とは旧知のソニーが判事として訴訟指揮を執り、さらにナイルの弁護人もソニーの学生時代の友人だった。母親殺しの殺人法廷は、にわかに60年代に青春を共有した者たちの同窓会の様相を呈しはじめた。

出版社・メーカーコメント

女性判事ソニアの担当した殺人事件裁判は、被告、弁護人はじめ知人だらけだ。公判の進展とともに60年代の諸相が甦り現代と重なる 判事の目から見た法廷、異例の“非陪審裁判”、公判当事者の大半が旧知の間柄ーと異例だらけの法廷小説。が、もっと注目すべきは登場人物たちの六〇、七〇年代における青春と現在が対置されていること。どうやらトゥロー自身の青春が、過去四作中最も色濃く投影されているようなのです。 そのトゥロー氏、六月中旬(1997)に初来日が決定。TVで、新聞・雑誌で、じっくりそのあたりを語ってくれるでしょう

著者紹介

トゥロー,スコット (トゥロー,スコット)   Turow,Scott
1949年、シカゴ生れ。スタンフォード大学大学院で創作を学んだ後、同校で講師として文芸創作を教えていたが、志望を変更、26歳でハーヴァード・ロースクールに入学、法曹界を目ざした。87年、シカゴ地区連邦検察局の現職検事補の身でありながら「推定無罪」を発表、一躍“時の人”となる
二宮 磬 (ニノミヤ ケイ)  
昭和20(1945)年、静岡県生れ。慶応義塾大学法学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)