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大ザッパ論 2

鬼才音楽家の足跡 1967−1974

出版社名 工作舎
出版年月 2001年12月
ISBNコード 978-4-87502-361-6
4-87502-361-8
税込価格 6,050円
頁数・縦 666P 22cm
シリーズ名 大ザッパ論

商品内容

要旨

ロック、ジャズ、R&B、現代音楽…ジャンルを越え、多様性と多作性に基づく独創的な作品を発表し続けた20世紀音楽の鬼才、フランク・ザッパ(1940‐93)。本書は、60年代後半から70年代半ばの激動期に絞って、時代背景、コンセプト、ユーモア、楽曲の調性など、ザッパの音楽に内在するさまざまな問題に焦点を当て、20世紀文化の代表であるビートルズや映画、ジャズに触れつつ、関連事項をたっぷりと盛り込んだ空前絶後の娯楽解説巨編である。

目次

第1章 ビートルズに対する自己存在証明―『金こそ目当て』WE’RE ONLY IN IT FOR THE MONEY(1968)
第2章 音楽と声とによるカタログ見本的作品化―『ランピィ・グレイヴィ』LUMPY GRAVY(1968)
第3章 東方のフォークロア音楽への眼差し―『チャンガの復讐』CHUNGA’S REVENGE(1970)
第4章 ロック現象のミュージカル化―『200モーテルズ』200 MOTELS(1971)
第5章 成人向き寄席演芸のロック化―『フィルモア・ライヴ』FILLMORE EAST,JUNE 1971(1971)
第6章 ジャズ・フュージョン時代に対応した音響変革―『ワカ/ジャワカ、ホット・ラッツ』WAKA/JAWAKA,HOT RATS(1972)
第7章 1976年マザーズ京都公演鑑賞干渉記―1976年2月4日京都大学西部講堂
第8章 音楽における新しい開拓者精神―『アポストロフィ』APOSTROPHE(’)(1974)

著者紹介

大山 甲日 (オオヤマ コウジツ)  
1951年8月、大阪市生まれ。土木工学を学び、建設コンサルタント会社に三年間勤務した後、京都市に出て友禅染師のもとで一年間修業。以後、手描き友禅(糸目友禅)の下絵から染めまでの技術を独学し、キモノや平面作品を制作する作家活動を続ける。個展は京阪神地区で七回。公募展受賞歴は、81年に日本全国規模のキモノ公募展「第六回新人染織展」での大賞を手初めに、八〇年代は「日本染織作家展」などで大賞を含め数回受賞、その後「EXPO’90国際花と緑の博覧会」における日本政府伝統工芸館招待出品などを経て、九〇年代後半は「京都美術工芸展」において屏風作品で優秀賞二回(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)