• 本

守衛長の見た帝国議会

文春新書 216

出版社名 文藝春秋
出版年月 2001年12月
ISBNコード 978-4-16-660216-2
4-16-660216-0
税込価格 759円
頁数・縦 211P 18cm

商品内容

要旨

明治二十三年から昭和二十二年までの五十六年間に計九十二回の帝国議会が開かれた。波瀾万丈の時代を象徴するように、議会の中も決して平穏ではなかった。数度の炎上あり、浸水あり。議員はしょっちゅう殴られ負傷する。勝手に登壇する議員がいる。かと思えば、議場に花札やビラ、はては馬糞や蛇まで投げ込む傍聴人がいる…。その警備にあたった守衛たちが記した日誌や報告が残っていた。それらの記録から覗いた帝国議会の裏面史。

目次

第1部 明治期の議会(帝国議会の開幕
予算案をめぐって
守衛と守衛長)
第2部 大正期の議会(大正政変
集団陳情の傾向
シーメンス事件おこる ほか)
第3部 昭和期の議会(陸軍機密費事件
金融恐慌と若槻内閣の退陣
最初の普通選挙 ほか)

出版社
商品紹介

議員の殴打事件、議場に汚物を投げる傍聴人あり。戦前の議会も波瀾万丈だった。「事故録」「守衛長報告」が描く舞台裏のドラマ。

著者紹介

渡辺 行男 (ワタナベ ユキオ)  
1926(大正15)年福岡県生まれ。明治大学文学部中退。衆議院事務局に入り、1977年より憲政記念館で憲政資料の調査・収集・展示に当る(企画調査主幹)。のち福岡県豊前市立図書館長を経て著述業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)