• 本

半眼訥訥

文春文庫

出版社名 文藝春秋
出版年月 2003年2月
ISBNコード 978-4-16-761602-1
4-16-761602-5
税込価格 545円
頁数・縦 317P 16cm

商品内容

要旨

この国はいったい、どこに行こうとしているのか。振り返れば、精神の焼け野原―。「第二の敗戦」と言われる今日、私たちは神々の消えた国で何をなすべきなのか。都市、子供たち、家族、物語づくり、風土、音楽、住まいへの想い。国というもの、労働、心の充足への真摯な願い。世相を見すえる作家の初の雑文集。

目次

岸壁に立つ
非3K夢の工場
ジャーナリズムの視点
ひとの身体性から
情報の海で
ゲーム世代の快楽
子供の自由について
欲望と我慢
多動性症候群
暴力と性〔ほか〕

おすすめコメント

「マークスの山」「照柿」の著者がみつめるこの国の姿。私たちは神々の消えた国で何をなすべきか?

著者紹介

高村 薫 (タカムラ カオル)  
1953年大阪市東住吉区生れ。同志社高校を経て国際基督教大学教養学部仏文専攻を卒業。専門商社退職後の90年「黄金を抱いて翔べ」で日本推理サスペンス大賞を受けデビュー。93年「リヴィエラを撃て」で日本推理作家協会賞(長篇賞)、「マークスの山」で第109回直木賞、98年「レディ・ジョーカー」で毎日出版文化賞を受賞。従来のミステリーの枠組みを超えた骨太で斬新、重厚な作品を生み続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)