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風邪の効用

ちくま文庫

出版社名 筑摩書房
出版年月 2003年2月
ISBNコード 978-4-480-03807-4
4-480-03807-8
税込価格 704円
頁数・縦 212P 15cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 風邪自体が治癒行為

    風邪は治すものではなく、経過するものという考え方は、初めて読んだときはびっくりするものでした。
    だって風邪を引いたら治さなければならない、というのがそれまでの私の常識であったからです。
    一般に風邪薬とは、風邪の諸症状をおさえるための薬で、「風邪を治す」ための薬はないと言われています。
    なので強い薬を飲みすぎるとかえって症状が長引いたり悪化したりしてしまいます。
    風邪は万病の元とも言われているように、こじらせると大きな病気にもつながりますが、うまく経過させるとゆがみが軽減され、元より元気になることができるのですね。
    私も治そうとはせず、経過させるようにがんばりたいです。(がんばりすぎないようにがんばります)

    (2010年1月18日)

商品内容

要旨

風邪は自然の健康法である。風邪は治すべきものではない、経過するものであると主張する著者は、自然な経過を乱しさえしなければ、風邪をひいた後は、あたかも蛇が脱皮するように新鮮な体になると説く。本書は、「闘病」という言葉に象徴される現代の病気に対する考え方を一変させる。風邪を通して、人間の心や生き方を見つめた野口晴哉の名著。

目次

風邪の効用
自然の経過を乱すもの
風邪のいろいろ
水分を摂る時期―体質改善の好機
整体に於ける温めるということ
愉気ということ

おすすめコメント

今や国民的健康書となった「整体入門」に並ぶ名著、遂に文庫化!風邪は自然の健康法、体をリフレッシュさせるチャンス!風邪を通して人間の心や生き方を見つめ、健康や病気に対する考え方を一変させる野口晴哉の名著!!

著者紹介

野口 晴哉 (ノグチ ハルチカ)  
「社団法人整体協会」創設者。1911(明治44)年東京生まれ。17歳で「自然健康保持会」を設立。整体操法制定委員会を設立し、療術界で中心的役割を果たす。しかし治療を捨て、1956(昭和31)年文部省体育局より認可を受け「社団法人整体協会」を設立し、整体法に立脚した体育的教育活動に専念する。1976(昭和51)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)