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生命40億年全史

出版社名 草思社
出版年月 2003年3月
ISBNコード 978-4-7942-1189-7
4-7942-1189-9
税込価格 2,640円
頁数・縦 493P 20cm

商品内容

要旨

いかなる進化劇が展開されてきたのか―。尽きせぬ謎を解く鍵を探し、古生物学者たちは世界中を奔走する!大英自然史博物館の古生物学者が、化石資料を縦横無尽に駆使し、自身の発掘調査の興奮を織り交ぜながら、広大無辺な40億年を一つの物語にまとめ上げた、決定版・生命史。

目次

第1章 悠久の海
第2章 塵から生命へ
第3章 細胞、組織、体
第4章 私のお気に入りと仲間たち
第5章 豊饒の海
第6章 陸上へ
第7章 森の静謐、海の賑わい
第8章 大陸塊
第9章 壮大なものと控えめなもの
第10章 終末理論
第11章 乳飲み子の成功
第12章 人類
第13章 偶然の力

おすすめコメント

2003年4月6日付朝日新聞読書コーナーで紹介され、大反響!激変、絶滅、地殻変動、そして進化・・・。生命がつむぐ物語の、この圧倒的な面白さ!この一冊に、劇的かつ雄大なる40億年のすべてがある!

出版社・メーカーコメント

生命誕生から今にいたるまで40億年。現生する生物だけで約五千万種。絶滅したものを入れたら、何億、いや何十億になるかもしれない。その全生命の歴史を一つの物語にしようなんて無茶だ!  そんな不安も、一読、吹き飛びます。北極への探検行から著者の語りに引き込まれ、気がつけば実に生き生きと描き出される古代の風景、進化の物語に魅了されているでしょう。ごく小さな這い跡の化石から最初の動物の登場を読み解き、胞子の化石から植物の上陸戦略を描きあげる。有名どころから地味な生物まで(この地味なやつらが滅法すごい)、地殻変動に翻弄され、隕石衝突の憂き目にあい、あるものは絶滅し、あるものは栄華を極め……。そうだ、生命の歴史とはまさに地球を舞台にした一大スペクタクル、進化とは先の読めない伏線だらけの物語なのだと痛感させられます。  この生命史に、それを探求してきた古生物学者の人生が重ね合わされるところがまた奥深い。化石のように歴史に痕跡を残す者あれば忘れ去られた奇才もあり。人間ドラマとしても読み応え十分です。  CG全盛の時代にあって、化石の魅力にこだわるところもうれしい。それもそのはず、著者は、自ら化石発掘のため北極から砂漠、密林へと飛び回る古生物学者です。この構想力、実に巧みな語り口、読んだ後の興奮は、故スティーブン・ジェイ・グールドの代表作『ワンダフル・ライフ』に匹敵します。ぜひご一読ください。

内容抜粋

 これまでも、特定の動物グループ(たとえば恐竜や哺乳類など)の進化について個別的に書かれた本はあった。あるいは、生物進化の歴史を地質年代一つにつき数ページずつくらいをあて、その時代の典型的な環境に見栄えのする代表的な生物を描いた図鑑的な本はあった。しかし、40億年の歴史を一気に語り尽くそうなどという希有壮大な企てに、それも単独で挑んだ著者などいなかった。そこにあえて名乗りを上げたのが、大英自然史博物館の古生物学者リチャード・フォーティ博士である。博士は、生命40億年の歴史を一つの物語、自分なりの解釈による生命の一代記として描きたい欲求にかられたのだという。かくして誕生したのが、本書『生命40億年全史』(LIFE:An Unauthorised Biography,1997)である。  お読みになった方はすでにおわかりのとおり、フォーティ博士の語り口は独特である。決して、通り一遍の通史ではない。40億年の生命史が、フォーティ博士自身の自分史、歴史の謎に迫った古生物学者たちの夢の跡として物語られているのだ。しかもその語り口は、軽妙さと教養趣味が絶妙に混ぜ合わされており、ずっしりと重い一冊であるにもかかわらず、一読巻措くあたわざるおもしろさである。(本書「訳者あとがき」より)

著者紹介

フォーティ,リチャード (フォーティ,リチャード)   Fortey,Richard A.
1946年生まれ。大英自然史博物館古無脊椎動物部門主席研究員。英国古生物学会会長(1994‐96)、ブリストル大学科学技術公衆理解担当客員教授(2002)ほか要職を歴任。数々の学術賞を受賞。いちばんの専門はオルドビス紀の三葉虫と筆石類の進化・生態・体系学
渡辺 政隆 (ワタナベ マサタカ)  
1955年生まれ。東京大学農学系大学院博士課程修了。サイエンスライター。奈良先端科学技術大学院大学客員助教授等を経て、現在、文部科学省科学技術政策研究所上席研究員として、科学技術公衆理解増進に関する調査研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)