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アメリカ・北朝鮮抗争史

文春新書 309

出版社名 文藝春秋
出版年月 2003年3月
ISBNコード 978-4-16-660309-1
4-16-660309-4
税込価格 792円
頁数・縦 245P 18cm

商品内容

要旨

北朝鮮は「相手にするのはアメリカだけだ」という態度を崩さない。日本など眼中にないという強気の姿勢を一貫して見せつけ、アメリカを交渉の場に引きずり出そうと躍起になっている。もちろん追い詰められた独裁者の虚勢のなせることだが、それが北朝鮮問題を複雑なものにしていることも事実である。この問題を「日本vs北」の枠内だけで解決することは不可能だという冷静な確認のもと、世界唯一の超大国と「ならずもの国家」の対立の歴史を解きあかす。

目次

序章 「唯一の超大国」と「冷戦孤児」―米朝関係前史
第1章 秘密核開発疑惑の浮上
第2章 「経済制裁は宣戦布告」
第3章 検証=枠組み合意
第4章 テポドンの衝撃
第5章 世紀末を飾ったオルブライト訪朝
第6章 ブッシュ政権の登場
第7章 テロとの戦争と「悪の枢軸」
第8章 核危機の再燃

著者紹介

島田 洋一 (シマダ ヨウイチ)  
1957年、大阪府枚方市生まれ。京都大学法学部卒業、同大学院博士課程修了。京都大学法学部助手、文部省教科書調査官を経て、現在、福井県立大学学術教養センター助教授。国際政治学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)