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トマトとイタリア人

文春新書 310

出版社名 文藝春秋
出版年月 2003年3月
ISBNコード 978-4-16-660310-7
4-16-660310-8
税込価格 770円
頁数・縦 236P 18cm

商品内容

要旨

食と人生を愉しむ天才、イタリア人にとって、「トマト」は欠かせない食卓のパートナー。日本人にとっての「米」と同じ関係なのだ。ところがこのトマト、原産はイタリアではなく、新大陸から渡ってきた当初は、「魔の果物」と怖れられ、誰も食べようとはしなかったという。それがなぜ、相思相愛の関係となったのか?「イタリア料理はトマトの登場を何世紀も待ち続けてやっと完成した」とは著者の言葉。トマトから辿る、イタリア人と料理の文化史。

目次

第1章 トマトの歴史(皇帝の口元の“いかがわしい果実”
罪深い果実に誘惑されたイタリア
トマトの上陸 ほか)
第2章 絶妙のコンビ、パスタとの出会い(馬糞とトマト
初物競争
「食べるもの」ではなく「飾るもの」 ほか)
第3章 二一世紀のトマト(帝王、サン・マルツァーノ
不死のトマト
バイオテクノロジーとトマト ほか)

著者紹介

内田 洋子 (ウチダ ヨウコ)  
1959年、神戸市生まれ。東京外国語大学イタリア語学科卒業。通信社「ウーノアソシエイツ」代表
ピエールサンティ,シルヴィオ (ピエールサンティ,シルヴィオ)   Piersanti,Silvio
1935年、ローマ生まれ。ローマのサンタ・チェチリア音楽院ピアノ・作曲科卒業。イギリス、フランス、ドイツ、日本等、各国のテレビ等の報道機関の特派員として活動後、通信社「イタルメディア」を創設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)