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54歳引退論 混沌の長寿時代を生き抜くために

ちくま新書 414

出版社名 筑摩書房
出版年月 2003年5月
ISBNコード 978-4-480-06114-0
4-480-06114-2
税込価格 770円
頁数・縦 219P 18cm

商品内容

要旨

わが国の経済は低迷を続けている。多くの企業が、人員整理、賃金カットなどのリストラを敢行、中高年の雇用は悲惨な状況だ。特に、五十五歳以降の人たちに対する処遇は厳しい。多くのサラリーマンにとって、ローンや子供の教育が一段落するこの年齢。しかし年金はもはやあてにできない。本書は、かつて余生だった五十五歳以降を、高度成長期の単線・単眼的な捉え方でなく、寿命八十歳時代をベースとした人生再構築期とし、さまざまな角度から「五十四歳引退」を提唱する。中高年にあらたな挑戦を呼びかける静かな革命の書。

目次

第1章 なぜ五十四歳引退なのか
第2章 戦えないジャパニーズ・ビジネスマン―ピカピカでなかった国際人
第3章 五十四歳引退の決意とタイミング―五十歳引退のはずが…
第4章 引退して何をすればいいか―的を絞るのは得策か?
第5章 まずは自分探し―「自分探し」は「自分晒し」から
第6章 めざせ海外駐在員―日本で得られないものを得る
第7章 個人力の磨き方―サラリーマンだからこそできること
第8章 引退準備としての転職―大転換の前の小転換
第9章 引退に向けての周辺強化―セーフティネットは自分で張ろう
第10章 五十四歳までに引退しよう―最後の本音のメッセージ

おすすめコメント

不況日本、もはや会社も国もあてにできない!かつては“余生”と言われた55歳以降を、寿命80歳時代をベースとした人生再構築期とし、さまざまな角度から「54歳引退」を提唱する一冊。定年前から、自らの新たな生き方を見つめ直そう!

著者紹介

布施 克彦 (フセ カツヒコ)  
1947年東京都生まれ。一橋大学商学部卒。1970年4月から総合商社に勤務。おもに鉄鋼貿易業務に従事。その間、ナイジェリア、ポルトガル、アメリカ、インドなどでのべ15年間にわたる海外勤務を経験。98年6月より精密機器メーカーに勤務、02年11月退社。現在、国際社会貢献センター(NPO)プロジェクトスタッフ。法政大学、信州大学、北陸大学などで非常勤講師のほか、「日本の国際化への社会貢献」をテーマに活動の幅を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)