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岩波講座文学 8

超越性の文学

岩波講座 文学   8

出版社名 岩波書店
出版年月 2003年8月
ISBNコード 978-4-00-011208-6
4-00-011208-2
税込価格 3,740円
頁数・縦 280P 22cm
シリーズ名 岩波講座文学

商品内容

要旨

幻想文学と宗教文学をあわせて論じるところから、みえてくるものは何か。夢や幻想、超常現象といった装置を手がかりに、「いまここにはない世界」を出現させようと試みるテクストには、「超越性」に迫ろうとする精神の軌跡が息づいている。

目次

夢(エクスタシー体験と宗教文学
「心」の光学―ホフマンの「魔法の眼」について
夢と狂気―ネルヴァルからシュルレアリスムまで ほか)
幻想の文学(江戸小説のシンクレティズム―典拠の秘匿と『八犬伝』
ロシア・ユートピアニズムの詩学)
伝統宗教と文学(文学的想像力論
ドストエフスキーのキリスト教―『カラマーゾフの兄弟』を中心に
二つの預言者讚歌―改宗譚・奇蹟譚とイスラム詩の伝統 ほか)

出版社
商品紹介

夢、幻想、そして神。日常の枠を超えた不可思議な存在を、文学はどのような戦略を用いて表現してきたか。

著者紹介

沼野 充義 (ヌマノ ミツヨシ)  
1954年生まれ。専攻、ロシア・東欧文学。所属、東京大学大学院人文社会系研究科・文学部(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)