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ローマ人の物語 12

迷走する帝国

ローマ人の物語  12

出版社名 新潮社
出版年月 2003年12月
ISBNコード 978-4-10-309621-4
4-10-309621-7
税込価格 3,300円
頁数・縦 351,15P 21cm
シリーズ名 ローマ人の物語

商品内容

要旨

もはやローマの衰退は止まらない。危機を克服する力を失ったのはなぜか。ローマ帝国衰亡の真の原因を解明する力作。

目次

第1部 ローマ帝国・三世紀前半(紀元二一一年‐二一八年
紀元二一八年‐二三五年
紀元二三五年‐二六〇年)
第2部 ローマ帝国・三世紀後半(紀元二六〇年‐二七〇年
紀元二七〇年‐二八四年
ローマ帝国とキリスト教)

出版社
商品紹介

ローマはもはや、危機を糧とし発展しつづける覇者ではなくなっていた。未曾有の国難が帝国を襲い、次々と皇帝が倒される「危機の3世紀」の実相に迫る。

おすすめコメント

「ローマの衰退」は止まらない。危機を克服する力を失ったのは一体なぜなのか──。もはやローマは、幾多の危機を乗り越え発展しつづける「栄光の覇者」ではなくなっていた。経済は低迷し、蛮族の侵入が相次ぐ中、皇帝捕囚という未曾有の国難にも見舞われる。皇帝たちの懸命の努力とは裏腹に、帝国は衰退の階段を着実に下り始め、キリスト教が台頭してくる……。「危機の三世紀」の現実を描き尽くした力作です。

著者紹介

塩野 七生 (シオノ ナナミ)  
1937年7月、東京に生れる。学習院大学文学部哲学科卒業後、63年から68年にかけて、イタリアに遊びつつ学んだ。68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。82年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。83年、菊池寛賞。92年より、ローマ帝国興亡の一千年を描く「ローマ人の物語」にとりくみ、一年に一作のペースで執筆中。93年、『ローマ人の物語1』により新潮学芸賞。99年、司馬遼太郎賞。2001年、『塩野七生ルネサンス著作集』全七巻を刊行。2002年、イタリア政府より国家功労賞を授与される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)