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自己の中に永遠を

出版社名 文芸社
出版年月 2004年4月
ISBNコード 978-4-8355-7419-6
4-8355-7419-2
税込価格 1,980円

商品内容

要旨

西洋の哲学・思想研究にあらずば学問に非ずという風潮の中で、断固としてアジアに固執し経済発展に尽力、人を愛し、人に愛され、94歳まで矍鑠として凛とした人生を終えた一橋大学名誉教授・板垣与一の生涯を回顧する。

目次

第1章 卒寿断想
第2章 父・板垣外次郎伝―釣四三『流れの道』より
第3章 回想断片
第4章 アジアのあけぼの―太平洋戦争従軍記
第5章 思い出のインドネシア
第6章 アジア論・国際経済協力問題
第7章 教育者として
第8章 身辺雑話
第9章 教えを請うとあとが大変だった―板垣哲史、父を語る
付録 自作歌詞集

出版社・メーカーコメント

明治から平成にかけて「アジア経済研究のパイオニア」として活躍した一橋大学名誉教授・板垣與一。西洋の哲学・思想研究に非ずば学問に非ずという風潮の中で、断固としてアジアに固執し、経済発展に尽力した著者が愛と情熱を込めて、折々に綴った論考・エッセイの数々……。太平洋戦争従軍時に遭遇したマラヤ民族独立運動、インドネシアのスカルノ、ハッタ両氏の横顔をはじめ、教育者としてのゼミナールの思い出など、人を愛し、人に愛された、94歳までの凛とした人生を回顧した遺稿集。かつての教え子たちの寄稿文も多数収載。

著者紹介

板垣 与一 (イタガキ ヨイチ)  
一橋大学名誉教授、経済学博士。1908年、富山県新湊市に生まれる。高岡商業、小樽高商を経て東京商科大学(現・一橋大学)卒業(32年)。同大学の助手、助教授、教授、経済学部長、付属図書館長を経て定年退職(72年)。亜細亜大学教授、経済学部長、大学院研究科委員長を経て定年退職(86年)。八千代国際大学初代学長在任、5年後退職(93年)。80年、勲二等瑞宝章受章。2003年8月28日没。著書に、『アジアの民族主義と経済発展』(日経・経済図書文化賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)