• 本

虚無への供物 下 新装版

講談社文庫

出版社名 講談社
出版年月 2004年4月
ISBNコード 978-4-06-273996-2
4-06-273996-8
税込価格 924円
頁数・縦 475P 15cm
シリーズ名 虚無への供物

商品内容

要旨

アパートの一室での毒殺、黄色の部屋の密室トリック―素人探偵・奈々村久生と婚約者・牟礼田俊夫らが推理を重ねる。誕生石の色、五色の不動尊、薔薇、内外の探偵小説など、蘊蓄も披露、巧みに仕掛けたワナと見事に構成された「ワンダランド」に、中井英夫の「反推理小説」の真髄を見る究極のミステリー。

出版社・メーカーコメント

「アンチ・ミステリー」な推理小説の金字塔氷沼家の周辺で次々と起こる謎の事件、くり返される密室殺人、謎解きのためのキーワードの数々、多彩な仕掛け――最後に明かされる犯人の意外な真実とその重み。

著者紹介

中井 英夫 (ナカイ ヒデオ)  
1922年、東京・田端に生まれる。東大在学中に吉行淳之介らと第14次「新思潮」を創刊。「短歌研究」「短歌」編集長として中城ふみ子、寺山修司、春日井建らを紹介。’64年、塔晶夫の筆名で『虚無への供物』を刊行、推理小説の墓碑銘とまで絶賛された。その後、『悪夢の骨牌』(泉鏡花文学賞)などの著作で人気を博した。’93年逝去、享年71(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)