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発明立国ニッポンの肖像

文春新書 374

出版社名 文藝春秋
出版年月 2004年4月
ISBNコード 978-4-16-660374-9
4-16-660374-4
税込価格 825円
頁数・縦 262P 18cm

商品内容

要旨

知的財産の重要性が問われる現代、日本は世界をリードする技術開発力を有する。この高い開発力こそが日本近代の礎を築いてきた。「胃腸薬」や「電卓」「電子レンジ」などの日常生活に不可欠な製品から、「東京タワー」「新幹線」といった国家的事業まで、いずれも「メイド・イン・ジャパン」の技術なくしては誕生しえなかったものばかり。本書は、進取の精神に満ち溢れた開発者たちの、成功とそこに至るまでの挫折の秘話を明かすドキュメントである。

目次

第1章 胃腸薬―世界の家庭の常備薬
第2章 ビタミン剤―ビタミンを最初の見つけた日本人
第3章 乾電池―松下幸之助になりそこねた乾電池王
第4章 乳酸菌飲料―不老寿長と初恋の味
第5章 ファクシミリ―昭和天皇電送事件
第6章 テレビアンテナ―世界の屋根に君臨するYAGIアンテナ
第7章 電子レンジ―殺人光線から生まれた夢の調理器
第8章 抗生物質―国産ペニシリン完成せり!
第9章 東京タワー―三百三十三メートルの謎
第10章 新幹線―新幹線誕生物語
第11章 電卓―電子立国ニッポンの原点

著者紹介

上山 明博 (ウエヤマ アキヒロ)  
1955年生まれ。ノンフィクション作家・科学ジャーナリスト。1999年、特許庁工業所有権教育用副読本策定普及委員会委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)