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海の上の少女 シュペルヴィエル短篇選

大人の本棚

出版社名 みすず書房
出版年月 2004年5月
ISBNコード 978-4-622-08050-3
4-622-08050-8
税込価格 2,640円
頁数・縦 239P 20cm

商品内容

要旨

シュペルヴィエルの作品世界をどう位置づければよいのだろう。SF小説だろうか、童話だろうか、それとも妖精物語だろうか。そのどれでもあり、どれでもない。ここに収録された20の短い物語に共通しているのは、その入り口のところで、読者を現実からずれた架空の、ファンタジーの世界に引き込むということだ。最初の短篇集の表題作「海の上の少女」から、コンサートのアンコール用の技巧にとんだ小品のような最後期の短篇まで、戦後に出発した日本の詩人たちのアイドルでもあった詩人作家のベスト集。

出版社
商品紹介

表題作「海の上の少女」から、最後期の短編まで。SFか、童話、妖精物語かと思わせる戦後人気詩人作家のベスト集。

著者紹介

シュペルヴィエル,ジュール (シュペルヴィエル,ジュール)   Supervielle,Jules
1884‐1960。フランスの詩人・作家。南米ウルグアイの首都モンテビデオにフランス人を両親として生まれる。生後間もなく両親と死別し、母方の祖母にひきとられたのち、父方の伯父家族とともに十歳まで南米で、以後はパリに移り住む。象徴派以降のフランス詩人の影響のもとに自らの詩法を確立、同時代の前衛的な運動とは一線を画しつつ、『重力』『世界の寓話』『悲しき体』など数々の詩集を発表するかたわら、幻想にあふれた小説や物語を発表し、晩年にはポール・フォールを継いで、「詩聖」の称号を与えられた
綱島 寿秀 (ツナシマ トシヒデ)  
1953年、東京に生まれる。1978年東京大学文学部卒業、1999年東京都立大学博士課程単位取得退学、現在、大妻女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)