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歌い屋たち

出版社名 文藝春秋
出版年月 2004年6月
ISBNコード 978-4-16-323090-0
4-16-323090-4
税込価格 1,870円
頁数・縦 264P 20cm

商品内容

要旨

1970年代。工業高校を卒業した有賀は下町の塗装工場で働いていた。楽しみは寮で友と交わすフォーク談義だけ。ベトナム反戦、反体制気運の頃、若者はメッセージ性の強いプロテスト・ソングを信奉していた。そこを同僚の中年男が訪れる。上野の孤児から流しになったという男のギターと歌を聴くうち、彼の心に疑問がせり上がってくる。「俺達の歌う反戦歌ってなんだ。歌で何かを伝えるんだ!と意気込んだところで、その何かは、いまの俺のなかにあるのか」いつかはフォーク歌手に、と思っていた有賀に芽生える根源的な疑問。そして有賀のたどった道は―あの時代を生きた者だけが語れる情熱と純粋さ。著者初の長篇小説。

出版社
商品紹介

「歌で何かを伝えたい。でも伝える何かが、俺にあるのか!?」70年代、フォーク歌手を目指し工場で働く主人公の青春を描く。

著者紹介

なぎら 健壱 (ナギラ ケンイチ)  
1952年4月16日、東京銀座(旧・木挽町)生まれ。1970年、中津川フォークジャンボリーに飛び入り参加したのがデビューのきっかけとなり、LP「万年床」でデビュー。現在はコンサート、ライブ活動の他、独特のキャラクターでテレビ、ラジオ、執筆などで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)