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アフターマン 人類滅亡後の地球を支配する動物世界

出版社名 ダイヤモンド社
出版年月 2004年7月
ISBNコード 978-4-478-86046-5
4-478-86046-7
税込価格 2,640円
頁数・縦 259P 22cm

商品内容

要旨

5000万年後、人類が消えた地球!『フューチャー・イズ・ワイルド』の著者が贈る驚異の進化を遂げ、地球を闊歩する生物たち。

目次

進化(細胞遺伝学
自然選択
動物の行動
種類とその発生
食物連鎖)
生命の歴史(生命の起源
初期の生物
爬虫類時代
哺乳類時代
人類時代)
人類後の生物(人類後の世界
温帯の森林と草原
針葉樹林
極地とツンドラ
砂漠:乾燥の地
熱帯草原
熱帯林
島と島大陸)
未来(生物の運命)

おすすめコメント

5000万年後、人類が消えた地球!「フューチャー・イズ・ワイルド」の著者が贈る、驚異の進化を遂げ、地球を闊歩する生物たち!

出版社・メーカーコメント

5000万年後、人類は滅亡し、地殻変動が進んだ地球。驚異の進化を遂げ、地球を我が物顔で闊歩する未来生物に迫る!

内容抜粋

本書「発刊に寄せて」より

ディクソンは、いまから5000万年後の世界を舞台に選び、構造も行動も劇的に変化する時間を動物に与えたが、かといって奇をてらった新生物を空想するふうはない。ディクソンは、未来の動物相を戯れとしてではなく真面目に予測しようとした。だから、どの動物も想像から生れたにも拘らず、適応、特殊化、収斂、放散など、進化の重要な基本原理を読者に理解させてくれる。登場するのは架空の動物ではあるが、いずれも生物が現実に辿らざるを得ない過程を経て生れているので、この本は読み物としておもしろいばかりか、科学的にも非常に価値が高いものとなっている。各ページに出てくる動物は想像の産物だが、全体として生物学の重要な原理を鮮やかに読者に納得させる。ディクソンは、科学の世界を厳然と支配する諸原理と自分の想像力とを巧みにバランスをとりつつ、未来の動物相を予測した。だからこそ、この本は読むに値するものになったし、どの未来動物も、興味本位の未来小説に登場する奇怪な動物とは比較にならない説得力がある。この本は、未来動物を実に精密に描写し、紹介している。だが、描写が生き生きとしているがゆえに、どの動物も現在の世界に存在しないことを知って空しい思いに陥る向きがあるかもしれない。そして、現在の地上の動物を見つくすべく、双眼鏡を手に旅立ちたい思いに駆られるのではないだろうか。私も、ページをめくりながら、そう思った。そういう衝動に駆られた、と告白することが、この本に対する最大の賛辞である。

著者紹介

ディクソン,ドゥーガル (ディクソン,ドゥーガル)   Dixon,Dougal
1947年スコットランド生まれ。セント・アンドリュース大学にて地質学を学ぶ。出版社勤務を経て80年よりフリーのサイエンス・ライターとして活躍
今泉 吉典 (イマイズミ ヨシノリ)  
1914年宮城県仙台市生まれ。1935年東京帝国大学農学部獣医学実科卒業後、農林省鳥獣調査室に入り哺乳類の分類を研究する。1950年東京科学博物館に移り、動物研究部長を努め、1978年退官。東京農業大学客員教授や日本哺乳動物学会会長などを歴任。イリオモテヤマネコの研究で知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)