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武術の創造力 技と術理から道具まで

PHP文庫

出版社名 PHP研究所
出版年月 2004年8月
ISBNコード 978-4-569-66239-8
4-569-66239-0
税込価格 628円
頁数・縦 275P 15cm

商品内容

要旨

スポーツから介護まで、各界がその常識破りの身体論に注目する著者と、気鋭の時代小説作家との異色の座談。野球の投球フォームにはじまり、武術の技、刀や手裏剣、果ては時代劇まで、思い入れたっぷりに語り合う。特に日本刀については、その構造、名刀・名工や達人たちのエピソードも紹介し、日本の代表的工芸品である刀の入門書とも言えるほど充実。日本人の知らない、日本人の技と知恵が見えてくる。

目次

松聲館と桑田真澄選手
「ないない尽くし」の不思議な師弟関係
「捻らない、タメない、うねらない」ということ
大リーガー、マダックス投手の投球フォーム
「元の方法」にこだわるか、「正反対の論理」を試すか
簡便な動きに隠された「速さ」と「威力」
実際にやってみせてくれる人こそ理想のコーチ
「投げ」と「打ち」の違い
気配を出さないという重大事
驚くべき手裏剣術の達人たち〔ほか〕

著者紹介

甲野 善紀 (コウノ ヨシノリ)  
1949年、東京生まれ。武術を基盤とした身体技法の実践研究者。1978年、武術稽古研究会・松聲館を設立し、他武道や異分野との交流を通して、現在では失われた精妙な身体技法を探求。2000年頃からスポーツへの応用で成果がみられ、以後、スポーツの他、音楽、舞踏、介護など多方面から指導の要請を受ける。こうした流れから、2003年10月、武術稽古研究会を解散。よりさまざまな分野との多角的な交流をはじめる
多田 容子 (タダ ヨウコ)  
作家。1971年、香川県生まれ。兵庫県尼崎市に育つ。京都大学経済学部卒業。96年、97年、98年に、時代小説大賞の最終候補となる。99年、柳生十兵衛を主人公とした剣豪小説『双眼』(講談社)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)