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政治家の生き方

文春新書 401

出版社名 文藝春秋
出版年月 2004年9月
ISBNコード 978-4-16-660401-2
4-16-660401-5
税込価格 770円
頁数・縦 233P 18cm

商品内容

要旨

それぞれの国民は自分たちにふさわしい政治家しか持てない。こんな身もふたもないことを言ったのは、18世紀フランスのあるカトリック僧だ。革命勢力に対する皮肉に満ちたこの警句が真理だとすれば、現在の日本人は自分自身に絶望せざるをえない。しかし、たかだか数十年前の日本には、自分の全存在をかけて政治の道を歩む男たちがたくさんいた。挫折と成功の狭間で必死に闘っていたこれらの政治家の人生から、今日の日本人が学べるものは何だろうか。

目次

第1章 犬養毅と尾崎行雄―「憲政の神様」の虚像と実像
第2章 床次竹二郎と浜口雄幸―首相の座をめぐる明暗
第3章 永井柳太郎と西岡竹次郎―雄弁がもてはやされた時代
第4章 森恪と秋田清―「策士」と呼ばれた政治家
第5章 木下成太郎と田辺七六―地方政界から国政の場へ
第6章 前田米蔵と鳩山一郎―つりあわないライバル

著者紹介

古川 隆久 (フルカワ タカヒサ)  
1962年東京生まれ。92年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。専攻は日本近現代史。98年より横浜市立大学国際文化学部助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)