• 本

封印作品の謎

出版社名 太田出版
出版年月 2004年10月
ISBNコード 978-4-87233-887-4
4-87233-887-1
税込価格 1,628円
頁数・縦 261P 19cm
シリーズ名 封印作品の謎

商品内容

要旨

DVDや衛星放送が普及し、あらゆる“埋もれた名作”が発掘、復刻されている21世紀。しかしその片隅では、存在のみ知られながら、いまだ決して目にすることができない一部の作品群が、ひそかに語り継がれ続けている。これらの物語は、いったいなぜ「封印」されてしまったのか?誰が、いつ、どこで、「封印」を決めたのか…?大学生時代、ネット上での酒鬼薔薇聖斗の顔写真公表の動きに関わった経験も持つ著者が、戦後の特撮、マンガ、ゲームを中心に、関係者の証言を徹底的に集め、その“謎”に迫る。必読の新世代ルポルタージュ。

目次

第1章 闇に消えた怪獣(『ウルトラセブン』第12話「遊星より愛をこめて」)(消された思い出
ある中学生の告発 ほか)
第2章 裁かれない狂気(『怪奇大作戦』第24話「狂鬼人間」)(「傑作」か「封印」か
1人歩きする噂 ほか)
第3章 忘れられた予言(映画『ノストラダムスの大予言』)(裏切られた終末
被爆者の抗議再び ほか)
第4章 禁じられたオペ(『ブラック・ジャック』第41話「植物人間」、第58話「快楽の座」)(「漫画の神様」の隠された遺産
差し替えられた単行本 ほか)
第5章 萌える行政(“0157予防ゲーム”)(自分が当事者に
出し抜き合う新聞 ほか)

おすすめコメント

いまだに、存在のみ知られながら決して目にはできず、密かに語り継がれる作品がある。これらの物語はなぜ「封印」されてしまったのか? 戦後の特撮、マンガ、ゲームを中心に、関係者の証言から謎に迫る新世代ルポルタージュ。

内容抜粋

本書「はじめに」より

ネットを通して、円谷プロの『ウルトラセブン』、手塚治虫の『ブラック・ジャック』などのビッグネームにすら封印された回があることを知ったときは非常に驚いた。「いったい、どうして封印されたんだろう」と、ずっと不思議に思っていた。これらの作品も「O157予防ゲーム」も、自主規制で封印されたという意味では同じだ。調べていけば、時代の違いを超えて封印作品を生み出す背景が見えてくるのではないか。ネット上の情報では限界があったし、こうした封印作品を扱った出版物は、『ちびくろサンボ』などの童話に関するものを除いて、ほとんど出ていなかった。今までにない本が作れるのでは、と思った。この本では「なぜ作品が封印されたのか」に焦点を絞って取材を進めた。そのため、作品そのものの解説は十分とはいえない。そのうえ、著作権上の理由で図版なども最低限の引用に止めたために、この本で扱う作品のファンの方の中には、物足りないと思われる方も多いだろう。だが、ファンに向けた解説本は世にたくさん出ているし、そこでは著作者の許可を得て豊富な図版とともに作品全体が詳細に解説されている。この本ではむしろ、それらの本では絶対に触れることができなかったタブー、すなわち封印作品の謎を全力で明らかにしていきたい。

著者紹介

安藤 健二 (アンドウ ケンジ)  
1976年、埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。産経新聞記者を経て、現在、フリーライター。『封印作品の謎』がデビュー作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)