• 本

対岸の彼女

出版社名 文藝春秋
出版年月 2004年11月
ISBNコード 978-4-16-323510-3
4-16-323510-8
税込価格 1,760円
頁数・縦 288P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 文章がしっかりしてて、安心して読み進めれる。高校時代、社会人になってから、そして子育て、と人との関係をどの様に保てばよいか、悩み、その中で、群れ、群れのなかからは真の友情は芽生えない。女子高時代にほんとうに気の合う「ナオコ」にであい。本当の友情を上手く書かれている。その結末はハッピーに終わらない。女子高生の友情はそんな危険がはらんでるのかと、異性としては考えさせられる。章ごと2つの物語が変わるがわる、展開してゆく。気にならず、煩雑にならないのは彼女の書く力によるものだろう。女性にオススメ。(タカ)

    (2005年2月20日)

商品内容

文学賞情報

2004年 第132回 直木賞受賞

要旨

女の人を区別するのは女の人だ。既婚と未婚、働く女と家事をする女、子のいる女といない女。立場が違うということは、ときに女同士を決裂させる。

出版社
商品紹介

30代、既婚、子持ちの「勝ち犬」小夜子と、独身、子なしの「負け犬」葵。性格も生活環境も全く違う2人の女性の友情は成立するのか。

著者紹介

角田 光代 (カクタ ミツヨ)  
1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。90年『幸福な遊戯』で海燕新人文学賞、96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、98年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、99年『キッドナップ・ツアー』で産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年、同作で路傍の石文学賞、2003年『空中庭園』で婦人公論文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)