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京のオバケ 四季の暮しとまじないの文化

文春新書 418

出版社名 文藝春秋
出版年月 2004年12月
ISBNコード 978-4-16-660418-0
4-16-660418-X
税込価格 748円
頁数・縦 198P 18cm

商品内容

要旨

何百万という観光客が訪れる京都。しかしこの町には、ガイドブックに載っている寺社や名店とは違った顔がある。町方の人々による暮しの文化だ。「この本で紹介したいのは、京の人々の精神的なくらしを支えてきた、民俗と信仰の世界。古い由緒を持ちながら現在も盛大に営まれている、くらしに密着した祭や節日の行事、とりわけそこでなされてきた、魔よけ・厄よけと招福のまじないの数々である」(「はじめに」)。節分の夜に異装をする「オバケ」という習慣を軸にした、“より深い”京都論。

目次

第1部 京の四季・折々におとす厄(初午の布袋さん―伏見稲荷大社初午祭
花傘とあぶり餅―今宮神社やすらい祭
鉦の音と蜘蛛の糸―壬生大念仏狂言
蘇民将来の弁当―祇園祭神幸祭
みたらしの聖水―下鴨神社御手洗祭 ほか)
第2部 京の節分オバケ(オバケに出会う
オバケになる夜
良縁祈願のオバケ参り
花街のオバケ
化ける人々
近年のオバケ会事情
京のオバケ論)

著者紹介

真矢 都 (マヤ ミヤコ)  
東京都三鷹市に生まれる。1976年慶応義塾大学(国文学専攻)卒業とともに京都へ移住、’83年、立命館大学大学院博士課程単位取得。博士(文学)。立命館大学・京都精華大学兼任講師。洛学塾主宰。本名・真下美弥子(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)