• 本

死体はみんな生きている

出版社名 NHK出版
出版年月 2005年1月
ISBNコード 978-4-14-081012-5
4-14-081012-2
税込価格 2,200円
頁数・縦 349P 20cm

商品内容

要旨

死体はスーパーヒーローだ。火を恐れず、高いビルからの落下もいとわず、頭を取り外されても文句を言わない。同時に何か所にいることもできる。ただ灰になったり、土の中でじっと横たわったりする以外に、死体だからこそ成し遂げられるすばらしい業績があるのだ。自動車事故の実験台になる、美術展示品になる、植物に取り込まれる、などなど。死体が私たちのためにしてきた貢献と、将来私たちが死体となってできることについて、きわめて率直に述べた画期的な書。

目次

頭は無駄にできないすごいもの―死体で手術の練習
解剖の罪―人体解剖の始まり以来の死体泥棒などのあさましい物語
死後の生―人間の腐敗と防腐処理
死人が運転する―人体衝撃試験ダミーと恐ろしいが不可欠な耐衝撃性の研究
ブラックボックスを超えて―搭乗者の遺体が衝突のシナリオを語るとき
軍隊に入った死体―弾丸と爆弾の難しい倫理
聖なる死体―はりつけ実験
死んだかどうか見分ける方法―心臓が動いている死体、生き埋め、魂の科学的探究
頭だけ―断頭、蘇生、人間の頭部移植
私を食べなさい―薬としての食人風習と人肉団子事件
火ではなく、コンポストへ―新しい死後の生
著者の遺体―どうなることやら

出版社
商品紹介

死体は手術の練習台になり、車の衝突実験で活躍し、あるいは銃で撃たれ、磔にされ、ギロチンに処され、人類の発展に貢献してきた。

おすすめコメント

死んでから成し遂げられるすばらしい業績の数々!死体はスーパーヒーローだ! 火を恐れず、ビルからの落下も、壁への正面衝突もいとわない。彼らは手術の練習台になり、車の耐衝撃実験に耐え、あるいは銃で撃たれ、磔にされ、ギロチンに処され、また食用となって人類に貢献してきた。献体や死後の体のゆくえをめぐる、全米ベストセラーの画期的ルポ。

内容抜粋

本書「訳者あとがき」より

最初にこの本のリーディングを依頼されたとき、「死体の本」なんて気持ち悪いに決まっていると思い、おそるおそる読み始めた。ところが、もう役目を終わったはずの人体がもう一度活躍する、思ってもみなかった展開に、思わずひきこまれてしまった。臓器移植や解剖のための献体ならば想像がつくが、そのほかにも、車や防護服の安全性のための試験や、手術の練習、法医学検査のための比較研究など、死体が人類のために役立つ場がこれほどたくさんあるとは知らなかった。「痛さを感じない死体はスーパーヒーローだ」と著者は言う。死体は適所に配置されれば、生きている人顔負けの大活躍を見せる。

著者紹介

ローチ,メアリー (ローチ,メアリー)   Roach,Mary
サイエンス・ジャーナリスト。「GQ」「ヴォーグ」「ニューヨークタイムズマガジン」「ディスカバー」などに執筆。「リーダーズダイジェスト」にコラムを連載中。サンフランシスコ在住
殿村 直子 (トノムラ ナオコ)  
1951年生まれ。上智大学文学部哲学科卒業。1989年より別宮貞徳氏に師事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)