• 本

脳と創造性 「この私」というクオリアへ

出版社名 PHPエディターズ・グループ
出版年月 2005年4月
ISBNコード 978-4-569-63353-4
4-569-63353-6
税込価格 1,540円
頁数・縦 235P 20cm

商品内容

要旨

クオリアは、あくまでも私秘的な(プライベートな)体験である。その私秘的な体験が、逆説的ではあるが、個別を超えた普遍性を支える。確かに、自分の見ている赤と、他人の見ている赤が同じであるということを確認する術はない。しかし、意識の中で感じるクオリアこそが、私たちの生み出す様々な科学、文学、芸術上の作品の普遍性を担保するのである。その普遍性への根拠のない信仰を抜きにして、創造の苦しみに耐えることなどできない。

目次

第1章 創造性の脱神話化
第2章 論理と直観
第3章 不確実性と感情
第4章 コミュニケーションと他者
第5章 リアルさと「ずれ」
第6章 感情のエコロジー
第7章 クオリアと文脈
第8章 一回性とセレンディピティ
終章 個別と普遍

出版社
商品紹介

生きることは創造的であること。天才の特権というイメージ、コンピュータのアナロジーを越えて、創造性の秘密を脳科学者が探求する。

著者紹介

茂木 健一郎 (モギ ケンイチロウ)  
1962年東京生まれ。脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、東京工業大学大学院客員助教授(脳科学、認知科学)、東京芸術大学非常勤講師(美術解剖学)。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)