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シャーマニズムと想像力 ディドロ、モーツァルト、ゲーテへの衝撃

出版社名 工作舎
出版年月 2005年8月
ISBNコード 978-4-87502-387-6
4-87502-387-1
税込価格 4,400円
頁数・縦 380P 22cm

商品内容

要旨

シャーマニズムは古代より人々の想像力を刺激してきた。とりわけ、シベリア、グリーンランド、南北アメリカにおいて見聞されたシャーマンの報告書が18世紀のヨーロッパで出版されるようになると、思想、宗教、芸術、医学の面に多大な影響を及ぼしていく。『百科全書』を編纂したディドロを、オルペウスの再来とされたモーツァルトを、そして『ファウスト』を書いたゲーテを、シャーマニズムの観点から捉え直すとき、そこからは従来の研究では見過ごされていた意外な側面が立ち現われてくる―。西洋文化の伏流としてのシャーマニズムに光を当てる画期的な試み。

目次

序論 シャーマニズムの衝撃
第1部 物語から事実へ―ヨーロッパのシャーマニズム受容(シャーマニズムのパラダイム
一八世紀の探検報告
相互作用・変容・消滅
医学者が見たシャーマニズム)
第2部 虚構と空想への回帰―一八世紀芸術とシャーマニズム(ディドロ『ラモーの甥』とロシアの影響
ヘルダーの芸術家シャーマン論
オルペウスの再来、モーツァルト
ゲーテが描いたシャーマンたち
ファウスト、近代のシャーマン)
後記 シャーマン学序説

出版社
商品紹介

近代の探検家が遭遇したシャーマンをめぐる情報は、西欧の学問・芸術・音楽・医療などに現代にも通底する深い影響を及ぼしていた。

著者紹介

フラハティ,グローリア (フラハティ,グローリア)   Flaherty,Gloria
1938‐1992。元・アメリカ、イリノイ大学ドイツ学科教授。没後、北米ゲーテ・ソサエティに「グローリア・フラハティ奨学基金」が設けられた
野村 美紀子 (ノムラ ミキコ)  
1940年、東京生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)