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ローマ人の物語 22

危機と克服 中

新潮文庫

出版社名 新潮社
出版年月 2005年10月
ISBNコード 978-4-10-118172-1
4-10-118172-1
税込価格 572円
頁数・縦 235P 16cm
シリーズ名 ローマ人の物語

商品内容

要旨

三人の皇帝が相次いで倒れ、帝政ローマの統治機構に制度疲労が生じ始めていた頃、それを裏付けるように、辺境で異民族の反乱が勃発した。西方のゲルマン系ガリア人が独立を宣言したのだ。一方、東方ではユダヤ人が反抗を続け、帝国は一層窮地に立たされる。この苦境の中に帝位へ登ったヴェスパシアヌスは、出自にも傑出した才能にも恵まれていなかった。しかし時代が求めた別の資質、「健全な常識人」を武器に、彼は帝国再建に力を注ぐ。

目次

第4章 帝国の辺境では(属州兵の反乱
ユリウス・キヴィリス
攻めこまれるローマ兵
「ガリア帝国」
ローマ史はじまって以来の恥辱 ほか)
第5章 皇帝ヴェスパシアヌス(在位、紀元六九年十二月二十一日‐七九年六月二十四日)(ローマへの道
帝国の再建
人間ヴェスパシアヌス
「皇帝法」
後継者問題 ほか)

おすすめコメント

三人の皇帝が相次いで倒れ、帝政ローマの統治機構に制度疲労が生じ始めていた頃、それを裏付けるように、辺境で異民族の反乱が勃発した。西方のゲルマン系ガリア人が独立を宣言したのだ。一方、東方ではユダヤ人が反抗を続け、帝国は一層窮地に立たされる。この苦境の中に帝位へ登ったヴェスパシアヌスは、出自にも傑出した才能にも恵まれていなかった。しかし時代が求めた別の資質、「健全な常識人」を武器に、彼は帝国再建に力を注ぐ。