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近代の奈落

幻冬舎アウトロー文庫

出版社名 幻冬舎
出版年月 2005年12月
ISBNコード 978-4-344-40740-4
4-344-40740-7
税込価格 796円
頁数・縦 510P 16cm

商品内容

要旨

被差別部落の問題を考えることは日本の近代を考えることであり、部落解放運動を考えることは日本の社会運動を考えることだ。『突破者』の著者が、全国各地の部落を訪ね幹部に会い、かつてその地で激しく闘いつつ悩み葛藤した、水平社以来の運動家たちの歴史群像をいきいきと描ききった!近代日本の100年とはなんだったのかを問う激震問題作。

目次

第1章 川筋のボタ山に立つ―筑豊の部落解放運動と羽音豊
第2章 突破者から見た解放の父―もう一つの松本治一郎伝
第3章 曙光をもたらした青年たち―柏原三青年と全国水平社
第4章 水平社精神を継ぐもの―戦後奈良の部落解放運動と川口正志
第5章 渦巻く大都市部落―京都部落解放運動の光と影
第6章 歴史に呼び出された男たち―松田喜一、泉野利喜蔵、栗須七郎、そして大阪の水平運動
第7章 大逆事件から水平社まで―明治・大正期和歌山の被差別部落
第8章 眼醒めたものは悲しくなかった―『破戒』と長野県の水平運動
第9章 水平線上の赤と黒―アナ・ボル対立と平野小劔・高橋貞樹