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詩の現在 討議

出版社名 思潮社
出版年月 2005年11月
ISBNコード 978-4-7837-1627-3
4-7837-1627-7
税込価格 3,960円
頁数・縦 384P 20cm

商品内容

要旨

いたるところに存在する見えない戦争のさなか、どのようにして詩は可能になるのか。突き刺さる現実を問い、『討議戦後詩』の成果を踏まえて、詩と生を貫く骨太な論理を提示する。最先端で活動する詩人、作家、批評家らとの2年間にわたる白熱の連続討議。

目次

外傷としての「近代」―概論
起源・反起源―吉岡実、堀川正美(ゲスト・佐々木幹郎)
神話・アーカイヴ―入沢康夫、高橋睦郎、藤井貞和(ゲスト・田野倉康一)
記憶・外傷―「荒地」、辻井喬、稲川方人(ゲスト・吉田文憲)
都市・抒情―田村隆一、岡田隆彦、寺山修司、辻征夫(ゲスト・和合亮一)
愛・メタモルフォーゼ―吉岡実、鈴木志郎康、平田俊子(ゲスト・中沢けい)
日録・忘却―飯島耕一、清岡卓行、三木卓、天沢退二郎
形・迷宮―渋沢孝輔、安藤元雄、藤富保男、「麒麟」(ゲスト・陣野俊史)
母語・異人―谷川俊太郎、白石かずこ、長谷川龍生、安水稔和(ゲスト・遠藤朋之)
出現・亡霊―吉増剛造、入沢康夫、岩成達也(ゲスト・宇野邦一)
定型・共同体―大岡信、高橋睦郎、飯島耕一(ゲスト・穂村弘)
言語・世界―吉岡実、吉増剛造(ゲスト・藤沢周)
資本・痛覚―荒川洋治、藤井貞和、瀬尾育生(ゲスト・永原孝道)

著者紹介

城戸 朱理 (キド シュリ)  
1959年岩手県生まれ。著書に『不来方抄』(歴程新鋭賞)などがある。SKY PerfecTV!のアート番組「Edge」の企画・監修をつとめるなど、広範な知識と経験に裏打ちされた多岐にわたる活動を行なう。「戦後詩」以後の現代詩を推し進める先鋭的詩人
野村 喜和夫 (ノムラ キワオ)  
1951年埼玉県生まれ。著書に『特性のない陽の下に』(歴程新鋭賞)『風の配分』(高見順賞)『ニューインスピレーション』(現代詩花椿賞)などがある。批評、翻訳、朗読へと軽やかで稀有な強度をもつ活動を展開し、現代詩の新世代を主導する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)