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ローマ人の物語 14

キリストの勝利

ローマ人の物語  14

出版社名 新潮社
出版年月 2005年12月
ISBNコード 978-4-10-309623-8
4-10-309623-3
税込価格 2,860円
頁数・縦 306,7P 21cm
シリーズ名 ローマ人の物語

商品内容

要旨

ついにローマ帝国はキリスト教に呑み込まれる。四世紀末、ローマの針路を大きく変えたのは皇帝ではなく一人の司教であった。帝国衰亡を決定的にしたキリスト教の国教化、その真相に迫る。

目次

第1部 皇帝コンスタンティウス(在位、紀元三三七年‐三六一年)(邪魔者は殺せ
帝国三分
一人退場 ほか)
第2部 皇帝ユリアヌス(在位、紀元三六一年‐三六三年)(古代のオリエント
ササン朝ペルシア
ユリアヌス、起つ ほか)
第3部 司教アンブロシウス(在位、紀元三七四年‐三九七年)(蛮族出身の皇帝
フン族登場
ハドリアノポリスでの大敗 ほか)

おすすめコメント

キリスト教によるローマ帝国の乗っ取り――それはいかにして成されたのか。  キリスト教を公認した大帝コンスタンティヌスの死後、その親族を襲ったのは血なまぐさい粛清であった。生き残った大帝の甥ユリアヌスは、多神教の価値観に基づく寛容の精神と伝統の復活を目指した。だが、その治世は短命に終わり、キリスト教は遂にローマ帝国の国教の座を占めるに至るのだった。激動の時代を新たな視点で描く必読の巻。

著者紹介

塩野 七生 (シオノ ナナミ)  
1937年7月、東京に生れる。学習院大学文学部哲学科卒業後、63年から68年にかけて、イタリアに遊びつつ学んだ。68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。82年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。83年、菊池寛賞。92年より、ローマ帝国興亡の一千年を描く「ローマ人の物語」にとりくみ、一年に一作のペースで執筆中。『ローマ人の物語1』により新潮学芸賞。99年、司馬遼太郎賞。2002年、イタリア政府より国家功労賞を授与される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)