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星の王子さま

新潮文庫 サ−1−3

出版社名 新潮社
出版年月 2006年4月
ISBNコード 978-4-10-212204-4
4-10-212204-4
税込価格 528円
頁数・縦 158P 16cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 秘密をプレゼントするよ。

    砂漠に不時着した飛行士の前にあらわれた、不思議な男の子。彼は遠い星からやってきた王子さまだった。「おとなしい羊を描いて」とねだる王子さまと語り、絆を創ったふたりは大切な時間を過ごす。しかし、やがて別れのときが…。

    本当に大切なものは、心で見ないと、見ることはできない。星の王子さまを読むと、いつもこのことを思い出します。
    普段、目に見えるものごとに、僕らがどれだけ振り回されていることか。いつの間にか、目に見えることしか信じられなくなって、何でも形で示してもらえないと、安心できなくなっています。
    だから、わからなくなりそうなときは、いつも心で唱えます。「大切なものは、目に見えない」

    そうすると見えてきます。見えないものが見えてくるのです。

    それはつまり、「思い出す」ということ。本当は見えているのに、見えなくしてしまったものに、本当は最初からそこにあったものに、再び気づくということです。
    あなたにも秘密をプレゼントします。これは本当は秘密でも何でもなく、誰もが知っていて、忘れていることだから。

    心で見てください。そうしたら、あなたにとっての、本当に大切なことが、

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    (2010年1月10日)

商品内容

要旨

砂漠に飛行機で不時着した「僕」が出会った男の子。それは、小さな小さな自分の星を後にして、いくつもの星をめぐってから七番目の星・地球にたどり着いた王子さまだった…。一度読んだら必ず宝物にしたくなる、この宝石のような物語は、刊行後六十年以上たった今も、世界中でみんなの心をつかんで離さない。最も愛らしく毅然とした王子さまを、優しい日本語でよみがえらせた、新訳。

おすすめコメント

これまでで最も愛らしく、毅然とした王子さまが、優しい日本語でよみがえります。世界中の子供が、そして大人が読んできた。世紀を越えるベストセラー。砂漠に飛行機で不時着した「僕」が出会った男の子。それは、小さな小さな自分の星を後にして、いくつもの星をめぐってから七番目の星・地球にたどり着いた王子さまだった……。一度読んだら必ず宝物にしたくなる、この宝石のような物語は、刊行後六十年以上たった今も、世界中でみんなの心をつかんで離さない。最も愛らしく毅然とした王子さまを、優しい日本語でよみがえらせた、新訳。

著者紹介

サン=テグジュペリ (サンテグジュペリ)   Saint‐Exup´ery,Antoine de
1900‐1944。名門貴族の子弟としてフランス・リヨンに生れる。海軍兵学校の受験に失敗後、兵役で航空隊に入る。除隊後、航空会社の路線パイロットとなり、多くの冒険を経験。その後様々な形で飛びながら、1929年に処女作『南方郵便機』、以後『夜間飛行』(フェミナ賞)、『人間の土地』(アカデミー・フランセーズ賞)、『星の王子さま』等を発表、行動主義文学の作家として活躍した。第2次大戦時、偵察機の搭乗員として困難な出撃を重ね、’44年コルシカ島の基地を発進したまま帰還せず
河野 万里子 (コウノ マリコ)  
1959年生れ。上智大学外国語学部フランス語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)