• 本

終末のフール

出版社名 集英社
出版年月 2006年3月
ISBNコード 978-4-08-774803-1
4-08-774803-0
税込価格 1,540円
頁数・縦 301P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全3件

  • 世界の終わりまであと3年で意外に穏やかな毎日

    伊坂得意の少しずつ絡み合った連作短編集。世界の終わりまであと8年と、発表され世の中は混乱する。しかし、その後5年も経つと意外に穏やかな日々が戻っている。そのようなときの5組の人々の営みをさらりと描く。

    (2007年2月8日)

  • 毎回クオリティの高い作品を送り出している著者の連作短編集。地球の終末を三年後に控えた人びとの姿を描いた作品だが、切迫感がまるで伝わってこないのは残念である。そこにあるのは、淡々とした日常生活のみで、世界の終わりというスパイスはあるものの、それだけでは物足りなさを覚えるのである。生命の躍動感や生きる意味といったものを期待していた私にとっては、なんとも拍子抜けしてしまった。状況設定だけで読ませるというのは難しいということをつくづく感じた一冊。(のり)

    (2006年9月24日)

  • 世界の終わりがやってきても…

    三年後、地球に小惑星が落ちてくる。世界が滅ぶとしたら、あなたはどうするでしょう。パニックになり、食料を奪い合ったり、どこか安全な所へ逃げ出そうとしたり、恐怖に耐え切れず精神がおかしくなってしまったり。絶望が世界を包み込んだ中、同じマンションに住む登場人物達は、残された時間を、心の中の恐怖と折り合いをつけつつ、日々を過ごしていきます。三年後に死ぬとしたら、生き方は変わるのか?「あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なんですか?」登場人物の一人が問いかける言葉は、世界が滅ぶという事以前の、人としての生き方を問うているように聞こえてなりません。やっぱり、伊坂作品はいい!

    (2006年3月30日)

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おすすめコメント

あと3年で世界が終わるなら、何をしますか。2xxx年。「8年後に小惑星が落ちてきて地球が滅亡する」と発表されて5年後。犯罪がはびこり、秩序は崩壊した混乱の中、仙台市北部の団地に住む人々は、いかにそれぞれの人生を送るのか? 傑作連作短編集。