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フランツ・ファノン

出版社名 みすず書房
出版年月 2006年6月
ISBNコード 978-4-622-07215-7
4-622-07215-7
税込価格 3,740円
頁数・縦 340P 20cm

商品内容

要旨

近年、クレオール性、ポストコロニアリズムというステージで、ことさらファノンに光があてられている。が、そもそもファノンの思想は、ネグリチュード‐黒人性を脱し、肌の色を越えた「人間」の立場へ向かおうとすることから始まったのではなかったか。終章「ファノンと現代」を新たに書きあらため、21世紀の世界の中で、いわゆる暴力論をも含めたファノンの思想全体をみつめなおした決定版。

目次

1 ファノンの思想(はじめに―ファノンと私
人間を解き放つ ほか)
2 ファノンの生涯(マルティニック時代
「本国」への「留学」―精神科医へ ほか)
3 ファノンの著作(『黒い皮膚/白い仮面』(一九五二)
『革命の社会学』(一九五九) ほか)
5 二〇〇五年にファノンを読む―「ファノンと現代」再考(イリッチ、金芝河、ゲバラ
マルティック島のファノン ほか)

出版社
商品紹介

「黒い皮膚」をもったマルチニック人、精神科医・革命家であるファノンの足跡を辿ってきた著者が、改めて問う、渾身の評伝。

著者紹介

海老坂 武 (エビサカ タケシ)  
1934年東京に生まれる。東京大学文学部仏文科卒業。同大学院(仏語・仏文学)博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)