• 本

きみのいる生活

出版社名 文藝春秋
出版年月 2006年6月
ISBNコード 978-4-16-368160-3
4-16-368160-4
税込価格 2,305円
頁数・縦 238P 19cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • いろんな子のいる生活

    最近、いろんな動物がペットとして飼われるようになりましたね。今回の主役もまだまだペットとしてはめずらしいスナネズミ。しかも衝動買い(飼い?)で、ご主人がこのお宅へ連れて帰ってきたのが始まりでした。初めのうちは「ネズミにエサを与えて飼うなんて…」と思っていた著者も、かわいい仕種にすっかりメロメロ。この日からスナネズミのいる生活が始まったのです。後に彼らは、ネズミ算とはいかないまでも、大家族になってゆくのですが、一匹一匹性格や行動に違いがあるのを発見していったご夫妻の観察力には、頭が下がります。そして相性がいいとか悪いとかケージをいくつかに分けて生活させたり(マリア荘や独身寮と名前をつけて)。スナネズミの寿命は三年くらい。このお宅の子たちは、たとえ小さくても短くてもご夫妻の生活に潤いを与え、精一杯充実した人生を送ったことでしょう。

    (2006年6月28日)

商品内容

要旨

スナネズミがやってきた!パソコンのパーツを買いにいった夫が、代わりにモンゴル産のスナネズミを買ってきた。なんでネズミを…と呆れたが、その愛らしい生態に魅了され―都市生活者と小動物の類いまれな共生の記録。

目次

スナネズミがやってきた
個性と習性
雨の夜の出来事
おなじクロでも大ちがい
屋根裏の死神博士
ベランダで、朝風呂
モモの秘密の小部屋
温泉、そして大旅行
新婚さん登場
クロ母さんと子供たち
遊びの発明
白金の赤ひげ先生
難民、出没す
好色の血筋
その形状、人の知るところなれど

出版社
商品紹介

大人2人の生活にスナネズミがやってきた。その驚くべき生態と繰り返される生と死に、思いがけなく癒されていく都市生活者の心。

おすすめコメント

スナネズミがやってきた!パソコンのパーツを買いにいった夫が、代わりにモンゴル産のスナネズミを買ってきた。なんでネズミを・・・・と呆れたが、その愛らしい生態に魅了され――――。都市生活者と小動物の類いまれな共生の記録。

著者紹介

大竹 昭子 (オオタケ アキコ)  
1950年東京生まれ。上智大学文学部卒。1979〜81年までニューヨークに滞在、文筆活動を始める。エッセイ、小説、ノンフィクション、批評とジャンルを超えた幅広い分野の執筆で知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)