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SF魂

新潮新書 176

出版社名 新潮社
出版年月 2006年7月
ISBNコード 978-4-10-610176-2
4-10-610176-9
税込価格 814円
頁数・縦 191P 18cm

商品内容

要旨

『復活の日』『果てしなき流れの果に』『継ぐのは誰か?』―三十一歳でデビューするや、矢継ぎ早に大作を発表し、『日本沈没』でベストセラー作家となった日本SF界の草分け的存在。高橋和巳と酒を酌み交わした文学青年が、SFに見た「大いなる可能性」とは何か。今なお輝きを失わない作品群は、どのような着想で生まれたのか。そして、意外に知られていない放送作家やルポライター、批評家としての顔―。日本にSFを根付かせた“巨匠”が語る、波瀾万丈のSF半生記。

目次

第1章 作家「小松左京」のできるまで(『SFマガジン』との出会い
戦争がなければSF作家にはなっていない ほか)
第2章 「SF界のブルドーザー」と呼ばれた頃(吉田健一氏の言葉が励みに
新妻に書いた『日本アパッチ族』 ほか)
第3章 万博から『日本沈没』へ(大阪万博に巻き込まれる
未来学と『未来の思想』 ほか)
第4章 『さよならジュピター』プロジェクト(『ゴルディアスの結び目』から「女シリーズ」まで
「日本を沈めた男」の日本論 ほか)
終章 宇宙にとって知性とは何か(還暦と『虚無回廊』
阪神大震災の衝撃
宇宙にとって生命とは何か、知性とは何か
SFこそ文学の中の文学である)

著者紹介

小松 左京 (コマツ サキョウ)  
1931(昭和6)年大阪生まれ。SF作家。京都大学文学部卒(イタリア文学専攻)。経済誌記者などを経て、62年「SFマガジン」誌に登場。代表作に『日本沈没』(日本推理作家協会賞)など。ノンフィクション作品も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)