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「開発」の変容と地域文化

青弓社ライブラリー 46

出版社名 青弓社
出版年月 2006年10月
ISBNコード 978-4-7872-3263-2
4-7872-3263-0
税込価格 1,760円
頁数・縦 193P 19cm

商品内容

要旨

戦後復興、高度経済成長、バブル…。戦後日本が辿ったのは開発の歴史だといっていい。いまなお全国で続く開発によって、私たちの日常生活や地域文化はどのように変容したのか。「開発」につきまとう“推進/反対”という価値判断から一歩距離を置きながら、経済・文化・政治・環境などのさまざまな場面で個人的な情念と社会的な利権との絡み合いとして問題化される「開発」のありようを、社会的・歴史的に定位する。国土開発の起源、郊外の発展、戦後日本の農村、沖縄の観光開発、グローバリゼーションにおける開発と文化の関係性などの多様な切り口から、開発と地域文化の今後の関係をどう考えていけばいいのかを指し示す論文集。

目次

第1章 近代日本の開発政策(国土空間の開発をどうとらえるか
ネットワーキング化・均質化
資本形成の推移
個別公共土木事業
地方の声、帝都の論理
地域の変容)
第2章 東京の郊外と住宅地の開発(江戸・東京の郊外と行楽地
郊外行楽と私鉄の開通
明治末期の都市化と「田園都市」の登場
「大東京」概念の形成と都市計画法の制定
世田谷線の開通と荏原郡第一土地区画整理組合の開発)
第3章 戦後日本の農村と開発(過疎から戦後日本の農村と開発を考える
「過疎問題」の状況と認識
あらためて過疎を考える―何が日本の特徴か)
第4章 観光開発と地域文化の変容(都市近郊の開発と地域社会
民俗学から観光開発を見る
自ら観光化をなしえた地域
観光化に直面する地域)
第5章 グローバリゼーションのなかの開発と文化(寛容な社会の構築という開発・発展の前提条件
トルコにおける公正発展党の成立とその政策
グローバル化と国家イメージの再構築)

著者紹介

水内 俊雄 (ミズウチ トシオ)  
1956年、和歌山県生まれ。大阪市立大学大学院文学研究科教員。専攻は都市社会地理学
鈴木 勇一郎 (スズキ ユウイチロウ)  
1972年、和歌山県生まれ。青山学院130年史編纂室員。専攻は日本近代史
大門 正克 (オオカド マサカツ)  
1953年、千葉県生まれ。横浜国立大学経済学部教員。専攻は歴史学(日本近現代史)
森田 真也 (モリタ シンヤ)  
1967年、大分県生まれ。筑紫女学園大学文学部教員。専攻は民俗学、文化人類学
岡本 真佐子 (オカモト マサコ)  
1961年、兵庫県生まれ。国士舘大学21世紀アジア学部教員。専攻は文化人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)