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打ちのめされるようなすごい本

出版社名 文藝春秋
出版年月 2006年10月
ISBNコード 978-4-16-368400-0
4-16-368400-X
税込価格 2,515円
頁数・縦 535P 20cm

商品内容

要旨

米原万里全書評1995‐2005。絶筆となった壮絶な闘病記(「私の読書日記」週刊文春)を収録した最初で最後の書評集。

目次

第1部 私の読書日記(新居の猫と待望の和露辞典
記憶力・日本語・日本の女たち
百年の恋が冷める時
面白すぎる「自分史」と毛嫌いのスターリン本 ほか)
第2部 書評 1995〜2005(沼野充義編『東欧怪談集』
ユーレク・ベッカー『ほらふきヤーコプ』
クロード・グリュデ『男を虜にする愛の法則』
オリバー・サックス『手話の世界へ』 ほか)

おすすめコメント

本を愛した著者、最初で最後の書評エッセイ集 。2006年5月に逝った著者、渾身のがん闘病記を収録する週刊文春連載「私の読書日記」と1996年からの書評を編んだ読書好き必読の1冊!

出版社・メーカーコメント

5月末に亡くなられた米原万里さん。2年8カ月にわたる壮絶ながんとの闘いに終止符を打たれたのです。その克明な闘病記が「週刊文春」の「私の読書日記」に綴られていました。もうパソコンに向かえなくなる直前まで、最後の力を振り絞って書かれたものです。「最初で最後の書評集」となってしまったこの本には、最後の3回を含む2001年からの「読書日記」と、さまざまな媒体に書かれた書評(1995〜2005)のすべてを収録しました。

著者紹介

米原 万里 (ヨネハラ マリ)  
ロシア語会議通訳、エッセイスト、作家。1950年生まれ。59〜64年、在プラハ・ソビエト学校に学ぶ。東京外国語大学ロシア語科卒業、東京大学大学院露語露文学専攻修士課程修了。80年設立のロシア語通訳協会の初代事務局長を務め、95〜97年会長。著書に『不実な美女か貞淑な醜女か』(徳間書店、新潮文庫。読売文学賞受賞)、『魔女の1ダース』(読売新聞社、新潮文庫。講談社エッセイ賞受賞)、『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(角川書店、角川文庫。大宅壮一ノンフィクション賞受賞)、『オリガ・モリソヴナの反語法』(集英社、集英社文庫。Bunkamuraドゥマゴ賞受賞)など。2006年5月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)