
ジャージの二人
集英社文庫 な44−1
出版社名 | 集英社 |
---|---|
出版年月 | 2007年1月 |
ISBNコード |
978-4-08-746118-3
(4-08-746118-1) |
税込価格 | 572円 |
頁数・縦 | 222P 16cm |
商品内容
要旨 |
恒例の「一人避暑」に行く父親と犬のミロにくっついて、五年ぶりに北軽井沢の山荘で過ごす小説家志望の「僕」。東京に残った妻には、他に好きな男がいる。危ういのは父親の三度目の結婚も同じらしい。―かび臭い布団で眠り、炊事に疲れてコンビニを目指す、アンチスローな夏の終わりの山の日々。ゆるゆると流れ出す、「思い」を端正に描く傑作小説。翌年の山荘行きを綴る『ジャージの三人』収録。 |
---|
おすすめコメント
古着のジャージで、夏の終わりの山荘暮らし。父と子のスローな物語。小説を書くために仕事を辞めた僕は、恒例の避暑に行く父について群馬の山荘に向かう。二人とも妻との間に問題を抱えながら、何を語るでもなく夏が過ぎていく。親と子、夫婦の微妙な距離を端整にすくいあげる、静かな可笑しさに満ちた、今夏映画化話題作。
出版社・メーカーコメント
芥川賞作家のアンチ・スロー小説。失業中で小説家志望の息子。妻はよその男と恋愛中。三度目の結婚生活も危うそうな、写真家の父親。そんな二人が軽井沢の山荘で過ごす、とりとめのない夏の終わりの思い…。(解説/柴崎友香)