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自分の体で実験したい 命がけの科学者列伝

出版社名 紀伊国屋書店
出版年月 2007年2月
ISBNコード 978-4-314-01021-4
4-314-01021-5
税込価格 2,090円
頁数・縦 223P 21cm

商品内容

要旨

坂口安吾は「ラムネ氏のこと」という小文で、ふぐ料理の殉教者やきのこ採りの名人のことを讃えている。毒かどうか試した人がいたのだ。本書は、科学と医学の分野で、動物実験などをやった後で、最後に自分を「実験台」とした、過去2、3世紀の世界各地での事例の中から興味深いものを集め、原論文や様々な資料にあたりつつ再現を試みる。多くの人命を救った実験もあれば、ノーベル賞級の実験もある。自らの命をこの実験に捧げることになった実験もある。なぜそうした実験をすることになったか、実験者の心と行動に光を当てることで、大変ユニークな読み物となっている。巻末には、日本の研究も含む、「自分の体を使う実験」の詳細な年表が付されている。

目次

第1章 あぶり焼きになった英国紳士たち
第2章 袋も骨も筒も飲みこんだ男
第3章 笑うガスの悲しい物語
第4章 死に至る病に名を残した男
第5章 世界中で蚊を退治させた男たち
第6章 青い死の光が輝いた夜
第7章 危険な空気を吸いつづけた親子
第8章 心臓のなかに入りこんだ男
第9章 地上最速の男
第10章 ひとりきりで洞窟にこもった女

おすすめコメント

坂口安吾は「ラムネ氏のこと」という小文で、ふぐ料理の殉教者やきのこ採りの名人のことを讃えている。毒かどうか試した人がいたのだ。本書は、科学と医学の分野で、動物実験などをやった後で、最後に自分を「実験台」とした、過去2、3世紀の世界各地での事例の中から興味深いものを集め、原論文や様々な資料にあたりつつ再現を試みる。多くの人命を救った実験もあれば、ノーベル賞級の実験もある。自らの命をこの実験に捧げることになった実験もある。なぜそうした実験をすることになったか、実験者の心と行動に光を当てることで、大変ユニークな読み物となっている。巻末には、日本の研究も含む、「自分の体を使う実験」の詳細な年表が付されている。

著者紹介

デンディ,レスリー (デンディ,レスリー)   Dendy,Leslie
ニューメキシコ大学で生物学と化学の教鞭を30年近くとっている
ボーリング,メル (ボーリング,メル)   Boring,Mel
中学・高校の教師、子ども文学ウェブサイトの編集者
モーダン,C.B. (モーダン,C.B.)   Mordan,C.B.
子ども向け書籍のイラストレーター
梶山 あゆみ (カジヤマ アユミ)  
東京都立大学人文学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)