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平田オリザ 1

東京ノート

ハヤカワ演劇文庫 8

出版社名 早川書房
出版年月 2007年3月
ISBNコード 978-4-15-140008-7
4-15-140008-7
税込価格 770円
頁数・縦 209P 16cm

商品内容

要旨

美術館の片隅のロビーは、人々が一休みしにやって来ては去る。恋人たち、久しぶりに再会するきょうだいと連れ合い、個人所蔵画の寄贈者、学生。会話の断片は世界情勢から個人の悩みまで照らし出す。戦火が広まるヨーロッパから多数の名画が日本に疎開してきているらしい。故郷で老親を世話する長女を理解してくれるのは誰なのか。淡々とした会話から、穏やかな日常とは裏腹の世界を鮮やかに切り取る岸田國士戯曲賞受賞作。

著者紹介

平田 オリザ (ヒラタ オリザ)  
1962年、東京都生まれ。16歳で自転車による世界一周旅行を敢行。国際基督教大学在学中の82年、初の戯曲執筆、劇団青年団を結成。84年に韓国の延世大学に留学。95年、「東京ノート」で岸田國士戯曲賞受賞。独自のスタイル“現代口語演劇”で新しい作劇術を定着させた。98年「月の岬」で読売演劇大賞優秀演出家賞、02年「上野動物園再々々襲撃」で同優秀作品賞と「その河をこえて、五月」で朝日舞台芸術賞グランプリなど、受賞歴多数。近年、海外演劇人との合作、フランス・ベルギーの劇場への書き下ろしなど、活動の場を世界に広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)