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十二世紀ルネサンス

出版社名 みすず書房
出版年月 2007年2月
ISBNコード 978-4-622-04917-3
4-622-04917-1
税込価格 3,520円

商品内容

要旨

都市が勃興し、最初の官僚国家が形成されつつあった12世紀のラテン的ヨーロッパは、古典古代を再発見した。若々しく、活力にみちた時代精神に、古代の知的遺産が新しい意味、新しい響きをもった。“12世紀は他に例を見ないほど創造的な、造形的な時代”(ホイジンガ)であった。中世史家ハスキンズは、綿密な写本研究と文献学の成果にもとづいて、修道院から大学まで、この中世のルネサンスに営まれた精神生活の諸相を描く。

目次

歴史的背景
知的中心地
書物と書庫
ラテン語古典の復活
ラテン語
ラテン語の詩
法学の復活
歴史の著述
ギリシア語・アラビア語からの翻訳
科学の復興
哲学の復興
大学の起源

著者紹介

ハスキンズ,C.H. (ハスキンズ,C.H.)   Haskins,Charles Homer
1870年ペンシルヴァニアのミドヴィルに生れる。幼少の頃から古典語・外国語を修得し、16歳でジョンズ・ホプキンズ大学を卒業。パリ、ベルリンへ留学。1890年よりウィスコンシン大学へ。1902‐31年ハーヴァード大学教授。この間、アメリカ歴史学会会長、アメリカ中世学会会長をつとめる。1937年マサチューセッツのケンブリッジで死去
別宮 貞徳 (ベック サダノリ)  
1927年東京に生まれる。1961年上智大学大学院西洋文化研究科修士課程修了。翻訳家、元上智大学教授
朝倉 文市 (アサクラ ブンイチ)  
1935年宮崎県に生れる。1958年上智大学文学部史学科卒業。1963年同大学院西洋文化研究科修士課程修了。ノートルダム清心女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)