• 本

日本神話の源流

講談社学術文庫 1820

出版社名 講談社
出版年月 2007年5月
ISBNコード 978-4-06-159820-1
4-06-159820-1
税込価格 1,056円
頁数・縦 231P 15cm

商品内容

要旨

太平洋の海洋文化圏、中国・朝鮮半島の遊牧・農耕文化圏、北方狩猟文化圏と接する日本列島。先史時代より、いくつもの波のように日本に到来した人々がいた。我々のルーツはどこなのか。日本神話は、東南アジア地域ばかりか、印欧語族の古神話と、同一の構造を備えていることも明らかになった。日本神話の起源・系統、その全体構造や宗教的意味を、比較神話学で徹底的に解読する。

目次

第1章 なぜ日本神話を比較研究するか
第2章 南洋との比較
第3章 神の殺害と農耕の起源
第4章 東南アジアとの比較
第5章 ギリシア、スキュタイとの比較
第6章 日本神界の三機能的構造

出版社・メーカーコメント

神話に秘められた民族移動と文化伝播の記憶日本文化は「吹溜まりの文化」である。北・南・西の三方向から日本に移住した民族、伝播した文化。大陸、南方諸島、北方文化の混淆の痕跡を日本神話の中に探る。

著者紹介

吉田 敦彦 (ヨシダ アツヒコ)  
1934年生まれ。東京大学大学院西洋古典学専攻修士課程修了。フランス国立科学研究所研究員、成蹊大学・学習院大学教授などを歴任し、現在学習院大学名誉教授。専門は、比較神話学、西洋古典学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)