• 本

太陽と毒ぐも

文春文庫 か32−4

出版社名 文藝春秋
出版年月 2007年6月
ISBNコード 978-4-16-767204-1
4-16-767204-9
税込価格 576円
頁数・縦 299P 16cm
シリーズ名 太陽と毒ぐも

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 恋に…夫婦に…疲れてしまった大人の女性におすすめ

    多くのファンを抱える著者。しかしドラマや映画など映像の原作になることの多い「長編作」を日の当たる大樹だとすれば…その樹の足元に咲く草花的存在が「短編集」です。
    表紙は太陽と毒ぐも。くもはくもでも昆虫の蜘蛛ではありません。サンサンと降り注ぐ太陽を…日差しを遮る毒の雲です。
    「恋人なんてダンナなんて…めんどうなだけ」とお嘆きの大人の女性へ
    【日陰】の日ざし側からは陰の部分が見えにくいものです。そしてその逆もあり…
    どの短編作品も本当に私たちの日常…その日常の【日と陰】に触れれば
    きっとあすは何かが違う1日になるはずです。

    (2011年8月22日)

商品内容

要旨

もしもあなたの彼女が風呂嫌いだったら?彼が買い物中毒で、家をガラクタで一杯にしてしまったら?度を越した迷信好きだったら…?大好きなのに許せないことがある、太陽の光が雲にさえぎられて届かないように―。恋人たちの平凡な日常に起こる小さなすれちがいや諍いを描いた、キュートな11のラブストーリー。

おすすめコメント

大好きなのに、許せないことがある。太陽の光が雲にさえぎられて届かないように…。恋人たちの日常と小さな諍いを描く恋愛短篇集。もしもあなたの彼女が風呂嫌いだったら? 彼が買い物中毒で、家をガラクタで一杯にしてしまったら? 度を越した迷信好きだったら……? 大好きなのに許せないことがある、太陽の光が雲にさえぎられて届かないように――。恋人たちの平凡な日常に起こる小さなすれちがいや諍(いさか)いを描いた、キュートな11のラブストーリー。

著者紹介

角田 光代 (カクタ ミツヨ)  
1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。90年『幸福な遊戯』で第9回海燕新人文学賞、96年『まどろむ夜のUFO』で第18回野間文芸新人賞、98年『ぼくはきみのおにいさん』で第13回坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』で99年第46回産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年第22回路傍の石文学賞を受賞。03年『空中庭園』で第3回婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で第132回直木賞、06年「ロック母」で第32回川端康成文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)