選び抜かれた者だけに動かすことが許される戦闘機。軍隊であってはならない自衛隊において、航空自衛隊の花形“戦闘機乗り”の主な任務は、有事に備えた、毎日が死と隣り合わせの訓練である。一瞬の気の緩みも許されない空中戦。全身にかかる強烈なＧ、事故死の恐怖―。彼らはなぜ空を飛び続けるのか。著者自ら戦闘機Ｆ１５の体験搭乗を行い、さらに航空自衛隊で働くさまざまな隊員たちの声を集めた「兵士」シリーズ第二弾。戦闘機パイロット、整備員、救難パイロット、救出に命を賭けるメディック…。“空”に生きる兵士たちの素顔を追う。

第１部　対戦闘機戦闘訓練（離陸
Ｇの世界　ほか）
第２部　「実戦」（Ｆ転
ミッション　ほか）
第３部　生と死と（低酸素体験
有効意識時間　ほか）
第４部　選ばれし者（赤旗
血の教訓　ほか）
エピローグ　着陸