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ギリシァ悲劇を読む ソポクレス『ピロクテテス』にみる教育劇

出版社名 青土社
出版年月 2007年9月
ISBNコード 978-4-7917-6356-6
4-7917-6356-4
税込価格 2,090円
頁数・縦 217P 20cm

商品内容

要旨

トロヤ戦争下、全軍の使命をになう少年戦士は、非業の英雄ピロクテテスと相対峙する―。国家の命運と個人の尊厳の間の葛藤と、若者の成長を描く隠れた傑作。清新な訳文による全訳と解説によって豊穣な古典世界が甦る。

目次

序章 ソポクレス『ピロクテテス』とトロヤ(『ピロクテテス』とトロヤ圏叙事詩
トロヤ戦争を起こしたゼウスの計画
パリスの審判からイピゲネイアの犠牲まで
ピロクテテスの置き去りとパラメデスの処刑 ほか)
本論 ソポクレス『ピロクテテス』を読む(オデュッセウスの策謀と詭弁
ピロクテテスとアキレウスの息子の出会い
アキレウスの形見の武具についての作り話
船に乗せ連れて行くという約束 ほか)

著者紹介

吉田 敦彦 (ヨシダ アツヒコ)  
1934年生まれ。東京大学大学院文学部西洋古典学専攻課程修了。フランス国立科学研究所研究員。学習院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)