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妻恋坂

文春文庫 き16−5

出版社名 文藝春秋
出版年月 2007年11月
ISBNコード 978-4-16-757605-9
4-16-757605-8
税込価格 545円
頁数・縦 275P 16cm

商品内容

要旨

お町が番附売りの周二と出会ったのは霞ヶ関の坂道だった。男振りのいい周二から過去の話を打ち明けられたお町はいつしか恋心を抱いた。だが周二の話にはたった一つ、ついてはならない嘘があった―表題作のほか、江戸の喧騒の中を懸命に生きる七人の女たちの営みなどを艶やかな筆で描く著者会心の短編集。

おすすめコメント

薄明りのなか、あいつが帰っていく──八人の市井の女の生活を通して、江戸の艶、女心の粋を繊細な筆致で描く味わい深い短篇集。お町が番附売りの周二と出会ったのは霞ケ関の坂道だった。男振りのいい周二から過去の話を打ち明けられたお町はいつしか恋心を抱いた。だが周二の話にはたった一つ、ついてはならない嘘があった――表題作のほか、江戸の喧騒の中を懸命に生きる七人の女たちの営みなどを艶やかな筆で描く著者会心の短編集。 解説・竹内誠

著者紹介

北原 亞以子 (キタハラ アイコ)  
東京都出身。千葉県立千葉女子高校卒。昭和44年「ママは知らなかったのよ」で第1回新潮新人賞を受賞し文壇にデビュー。平成元年『深川澪通り木戸番小屋』で第17回泉鏡花文学賞を、平成5年『恋忘れ草』で第109回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)