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戦後10年東京の下町

文春新書 600

出版社名 文藝春秋
出版年月 2007年10月
ISBNコード 978-4-16-660600-9
4-16-660600-X
税込価格 781円
頁数・縦 190P 18cm

商品内容

要旨

戦後の東京で見かけたもの、爆弾あられ、チョコレート、手作りラジオ、フクロウ、トンボ、小平事件、メチル中毒、夜鍋、停電、馬車、ジープ、木製エスカレーター、日の丸、デンチク、テレビ。人も世も誇りを失った戦後―バラックが並ぶ埃っぽい神田の地に平屋が建ち、二階が載るまで10年。材木商を営む一家は、下町東京人の変わらぬ矜持で混乱を静かに乗り越えた。戦後の日常生活記。

目次

1 過疎の下町(こんな「東京」があった
ここいらは神田村 ほか)
2 東京の牧歌(手作りラジオがはやる
ラジオで背伸びをした ほか)
3 昔話の戦後(都電と国電
芝居見物と電車 ほか)
4 牧歌の終章(朝鮮戦争と日本の“独立”
学校と大雪と忠臣蔵 ほか)

著者紹介

京須 偕充 (キョウス トモミツ)  
1942年東京・神田生まれ。慶應義塾大学卒業。ソニー・ミュージック(旧称CBS・ソニー)プロデューサーとして、レコード、CDの録音制作を行う。六代目三遊亭圓生の『圓生百席』をはじめ、古今亭志ん朝、柳家小三治など、録音の総制作タイトルは250に達する。平成18年4月からTBS系TV放映「落語研究会」の解説も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)